美容コラム

正しいブラッシングで美しい髪になろう

美しい髪を維持するためには、ヘアケアが欠かせません。

ヘアケアというと、トリートメントや
ヘアオイルによるケアをイメージする人が多いでしょう。

もちろんそれも大切ですが、ブラッシングも重要です。

ブラッシングはただ髪のもつれを
解いたり整えたりするだけではありません。

髪に良いさまざまな効果が期待できます。

ただし、ブラッシングの仕方によっては
髪や頭皮を傷めてしまうこともあります。

基本を押さえ、正しい方法でブラッシングしましょう。

ブラッシングは頭皮の血行を促進し髪のツヤを生む

ブラッシングによって期待できる効果には、次のようなものがあります。



・髪表面に付着したほこりや落ちずにとどまっている抜け毛などを取りのぞく

・頭皮の皮脂を毛先までいきわたらせ、ツヤを与える

・髪表面のキューティクルが整う

・頭皮を刺激することで血行促進をサポート



髪は、何もしなくても毎日80~100本ほどが自然に抜けおちています。



なかには抜けたのに引っかかって

落ちずにとどまっている髪もあり、

ブラシを通すことで取りのぞくことができます。



髪には適度な油分が必要です。



これは、油分が不足していると弾力を失い、

水分も蒸発しやすくなってパサついた髪になってしまうためです。



毛穴からは皮脂が分泌されますが、

髪が長ければ毛先までは届きません。



ブラッシングをすると根元から毛先まで皮脂を伸ばすことができます。



これがいわば天然のヘアオイルのように働き、

柔軟でつやのある髪になるのです。



髪の表面は、キューティクルがうろこ状に覆っています。

キューティクルがきれいにそろっている髪はツヤがあり、手触りも良好です。



一方、開いているとツヤがなく引っかかりやすくなっています。

髪をとかすことでキューティクルを閉じて整えられ、ツヤがでます。



髪の元気な成長には栄養が欠かせません。

栄養は血液によって細胞に送り届けられるため、

頭皮の血行を良くすることが大切です。



ブラッシングは頭皮にほどよく刺激を与え、血行を促進するサポートをします。

誤ったブラッシングは頭皮や髪を傷つけるので要注意!

ブラッシングが頭皮や髪に良いといっても、

何も考えず雑にといては良い効果は期待できないでしょう。



誤った方法で髪をとかすと

頭皮や髪を傷めてしまうこともあるため、注意が必要です。



たとえば、次のようなケースが挙げられます。



・絡まった髪を無理やりとこうとして髪が切れる

・力を入れすぎて頭皮に傷がつく

・濡れた状態でブラッシングしてキューティクルが剥がれて傷む



髪のためにと思ったブラッシングで

ダメージを与えてしまっては悲しいですね。



ブラッシングするときは、次の手順を守ることが必要です。



1.毛先をとかす

2.中央あたりから毛先に向かってとかす

3.根元から毛先に向かってとかす

4.外側がとけたら内側をとかす



ショートカットの場合は別として、

いきなり髪の根元から毛先に向かって

一気にブラッシングをしてはいけません。



途中で引っかかって切れたり傷んだりする可能性があります。



毛先から少しずつ、徐々にとかすようにしましょう。

ブラッシングはいつするのが良い?

ブラッシングをやりすぎると、

頭皮や髪にダメージを与えてしまいます。



髪をとかすなら、次のタイミングが良いでしょう。



・シャンプーの前

・夜寝る前

・朝のスタイリング時



シャンプーをする前にどうして

ブラッシングをするのだろうと不思議に思われるかもしれません。



これは、髪の絡まりをほぐし、付着した汚れやほこり、

とどまっている抜け毛を取りのぞくためです。



余分な汚れを落としておくと泡立ちが良くなり、

髪の絡まりがなくなることで洗いやすくなります。



また、夜寝る前にとかしておけば、睡眠中に髪が絡まりづらくなります。



なお、髪が濡れているときはブラッシングしてはいけません。



濡れた髪はキューティクルが開いていて傷みやすい状態です。



そこにブラシをかけると

キューティクルが剥がれるなど髪を傷めてしまいます。



正しい方法でブラッシングし、美しい髪を手に入れましょう。

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