美容コラム

クマの原因②色素沈着

『クマの原因②色素沈着』

今回はクマ全体の中でも、青クマの次に多い茶クマに焦点を当てていきます。

茶クマの主な原因は紫外線などから生じる色素沈着です。

今回のテーマはクマの原因である
色素沈着と紫外線、くすみ、摩擦の関係についてです。

紫外線による色素沈着

まず1つ目は色素沈着と紫外線です。

紫外線を浴びることは、

色素沈着のみならず

様々なお肌のトラブルをもたらすため、



美しいお肌を保つためには

紫外線対策は欠かせません。



茶クマのメカニズムを考える時、

シミの メカニズムを考えると良いでしょう。



シミは紫外線をたくさん浴び、

お肌に強い刺激が与えられることで、

基底層にあるメラノサイトという部分で

メラニン色素が過剰に生成されてできます。



元々は

紫外線からお肌を守るという働きもある

メラニン色素ですが、



長時間紫外線を浴びたりすると、

メラニン色素が

過剰に増えていってしまいます。



多くのメラニンが作られることで、

お肌のターンオーバーでは

排出しきれなくなり、

色素沈着として

お肌に残ってしまいます。



茶クマは

その残った色素沈着が

目元の皮膚に現れる 状態のことを

言います 。



特に目元の皮膚は

瞬きなど動きを早くする必要が

あることから、



他の皮膚よりも

とても薄くデリケートなため、



皮膚の中でも

紫外線からのダメージを受けやすく 、

色素沈着が残りやすい部分と言えます。



さらにシミ同様に、

茶クマの上から紫外線をまた浴びることで、

色素沈着が濃くなり、

茶クマも濃くなってしまいます。



紫外線から生じる茶クマのケアには、

毎日の日焼け止め対策と

色素沈着の防止、



メラニン色素抑制の効果がある

ビタミンC誘導体等を配合している美白クリームが

効果的です。



また目元は薄い皮膚のため、

刺激のない目元専用の美白クリームが

良いでしょう。

くすみによる色素沈着

2つ目は色素沈着とくすみです。



くすみとは

お肌に透明感がなく

トーンが暗い状態を言います。



くすみの原因として

血行不良、

乾燥による新陳代謝の低下、

メラニン色素の増加等が

挙げられます。



特に冬 は

乾燥によるくすみが気になる方が

多くなります。



そこで乾燥から生じるくすみのメカニズム、

くすみと色素沈着を

考えていきましょう。



空気が乾燥すると

お肌の水分量も不足します。



お肌の表皮の水分不足は、

角質層から潤いをなくし、

角質を重層化します。



また真皮層の水分不足は、

細胞の重要な要素である

コラーゲンを破壊し、

ヒアルロ酸の生成を阻害します。



ヒアルロン酸は、

水を非常に多く保持する働きがあり、

抜群の保水力で

お肌の保湿に

欠かせないもの です。



そのため、乾燥によって

ヒアルロン酸の生成が

阻害されてしまうと、

お肌の水分不足となり、

角質が重なって

お肌が硬くなります。



つまり乾燥が

促進されてしまうのです。



乾燥したお肌は、

通常のお肌の

透明度の低下を引き起こし、

お肌をくすませます。



それが目元に

色素沈着として残るのが

茶クマです。



特に目元の皮膚は

他の部分よりも薄い皮膚なため、

乾燥もしやすく、

くすみも出やすい部分です。



そのため念入りな目元の保湿ケアが

求められます。



非常にデリケートな部分である

目元の保湿ケアには

目元専用のアイクリームで

しっかりと保湿することが

おすすめです。

摩擦による色素沈着

最後は

色素沈着と摩擦の

関係です。



摩擦とは

毎日メイクをすること、

メイクを落とすことによって

生じます。



目元の皮膚は

他の部分よりも薄いため、

メイクをしたり

メイクを落としたりするだけでも

皮膚への負担や刺激が

大きいです。



メイクをすることは

目元の皮膚へ摩擦を与えるため、

メラニン色素を

発生することになり、

色素沈着でクマができます。



またメイクを落とす時には、

目元のメイクを

しっかり落とそうと

ゴシゴシと強く

摩擦を引き起こしやすいです。



毎日のメイクの摩擦によりできる

色素沈着の部分を

ゴシゴシと強い力で

メイクを落とすことで、

茶クマはひどくなり、



さらにひどくなった茶クマを

隠そうとコンシーラー等でのメイクは

自然と濃くなります。



メイクが濃くなれば、

メイクを落とす際の力は

さらに強くなり、



目の周りを擦る摩擦で

茶クマをますます悪化させます。



結果、摩擦の悪循環に陥り、

茶クマを消えにくい状態にします。



またメイク以外にも

アレルギー等で

よく目を擦る方の場合、



気付かないうちに目の周りで

皮膚の摩擦が生じています。



目元の皮膚は

特に薄い皮膚のため、

皮膚に強い刺激を与えないよう

注意することが大切です。



目元の皮膚に優しい洗顔料等を選び、

最低限の摩擦で済むように

日々のケアを意識する必要があります。

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