『40代になると現れる肌と身体の変化。それに合わせた食事法とは?その2』
その1では、
肌トラブルやターンオーバーの乱れや身体に起きる症状など、
40代になると現れやすいものについてご紹介しました。
ホルモンバランスを正常に近づけるためには、様々な気配りが必要ですが、
今回は見落としがちになる食生活のバランスと栄養素について、ご紹介していきます。
40代ともなってくると、
社会的には責任のある仕事を任され、
家庭では子供が食べ盛りの年齢になりますよね。
それに合わせて飲まれていると、ストレスも増えて、
暴飲暴食やカロリーの高い偏った食生活に陥りやすくなるので、
自然と身体のバランスも崩れてしまいます。
外食や飲み会が多かったり、子供の好きなメニューの余りを食べてしまったり、
ついつい間食をしてしまったり・・・。思い当たるふしはないでしょうか。
それはまさに老化を招く原因、つまり酸化と糖化を招くことになるのです。
酸化というのは、
身体の中でたんぱく質と脂質が活性酸素が増えることによって出来るものです。
これが、代謝の働きを悪くするために新しい細胞が作りだされにくくなってしまいます。
また、糖化は糖質とたんぱく質が一緒になって、肥満や身体の老化を早めてしまいます。
だからといって脂質や糖分を全く採らないほうがいいわけではありません。
何事も「ほどほどに」、身体を錆び付かせない食生活、
そして食べ方を工夫したりするだけで改善されます。
身体にいい栄養素を採ることは大切ですが、
それよりも様々な栄養素をバランスよく食べるのがよいとされています。
理想としては、1日20品目食べれるように工夫したいところです。
まずは日々の食卓に並べたいのは様々な栄養素を含んだ食品です。
アボカドやブロッコリー、なたね油などが代表的です。
特にブロッコリーは活性酸素を取り除くフィトケミカルが豊富なだけでなく、
ビタミンCやEを多く含んだ肌にも有効な嬉しい成分がつまった食品です。
野菜のサラダにはなたね油をアレンジしたドレッシングを使うと、よりベルシーになります。
酸化を防いで若さを保つ食品は、
活性酸素の増加は老化の敵にもなります。
出来ればこの働きを抑える食品を積極的に取り入れたいものです。
鮭、にんじん、トマト、ほうれん草、生姜、ベリーなどの果物類、パプリカ、蕎麦、ナッツなど。
これらは強い抗参加作用を持つ食品です。
にんじんやパプリカには抗酸化作用を促すβカロテンを含み、
これらは体内でビタミンAとなって歯止めをかけてくれます。
スキンケアにも使われているコエンザイム10を含んだ鮭や、
活性酸素を抑えるポリフェノールと同じ働きを持つルチンが豊富な蕎麦はおすすめの食品です。
酸化と同じく糖化も肌や身体のトラブルの元になります。
過剰な糖質の摂取は血糖値の上昇など身体的な病気にも影響するので注意が必要です。
・白米より玄米を選ぶ
・豆腐、味噌、納豆などの大豆製品を食卓に
・わかめやきのこ類、めかぶなどを料理に加える
・プルーンなどの果物類を積極的に。
どうしても間食したい場合はお菓子は厳禁。
果物類を採るように心がけましょう。
炭水化物の採りすぎは老化を早めます。
現在は炊飯器で炊ける玄米なども、
ミネラルや食物繊維などが豊富で、便秘解消やデトックス効果も期待出来ます。
豆腐や納豆などの大豆製品は、
ホルモンの働きを正常にする役割を持つ成分が含まれているので
40代女性なら必要摂取量は採りたいところです。
特に夕食に酢をかけた酢納豆はさらに身体への吸収力が良いとされ、今話題になっています。
今回は40代に入ってからの肌トラブルの原因の仕組み、
身体の不調、また改善するために必要な食事などをご紹介しました。
もちろん、食生活だけではなく日常生活を規則正しく、
ストレスを溜めないようにリラックス出来る時間を持つことや、
スキンケアなどお肌のお手入れや身体の老化防止のための軽い運動も必要になってきます。
色々としなくてはならないと大変に思いがちですが、
これらを日々楽しめるような工夫も大切といえるでしょう。