肌タイプは角質層の水分と皮脂の分泌量によって、
普通肌、脂性肌、乾燥肌、混合肌の4つに大きく分けられます。
自分の肌はどのタイプか理解できていますか?
簡単に見分ける方法は、
洗顔後10分経過した時の肌のつっぱり感、
テカリから見分けることができます。
普通肌は水分量、
皮脂量共にバランスが取れている理想的な肌です。
脂性肌は水分量は適量~多めで、皮脂量が多い肌です。
肌がベタつきやすく、脂でテカリが目立ちます。
乾燥肌は水分量、皮脂量共に少なく、
皮脂膜がきちんと形成されていません。
皮脂膜が形成されないため、肌内部の水分を
保持することができずに乾燥が起こります。
混合肌は水分量が少なく、皮脂量が多い肌です。
皮脂により脂っぽさはあるものの
カサつきが見られるのがこの肌の特徴です。
この肌タイプを理解せずスキンケアを行うと、
スキンケアが効果を発揮しないだけでなく、
肌トラブルの原因にもなります。
ポイントおさえて
ご自身の肌に合ったスキンケアを行いましょう。
ここでは上記で記載した肌タイプ別に
スキンケアのポイントをご紹介します。
・普通肌
肌トラブルの少ない普通肌ですが、
季節や心身の状態で左右されることもあります。
特に夏場は脂性肌よりになり、冬場は乾燥しやすいです。
うるおいや適度なツヤがあるのが普通肌の特徴な為、
肌の変化を感じたらスキンケアを変えるようにしましましょう。
・脂性肌
脂性肌の方は特にTゾーンが皮脂量が多く出ます。
皮脂量が多いと感じる部分は丁寧に洗顔し、
皮脂がつまらないように清潔に保ちましょう。
洗顔後は適量の化粧水で水分を入れ、
乳液やクリームは軽めのものを
少量にするなどして量を調整しましょう。
スキンケアだけでなく、
食事も脂分の少ないものを摂取すると
皮脂量がコントロールできます。
・乾燥肌
水分量も皮脂量も足りてない乾燥肌の方は、
化粧水と乳液・クリームをしっかり塗布しましょう。
また、スキンケア時には
しっかりハンドプレスをして肌に浸透させましょう。
特に乾燥が気になる部分は
重ね塗りなどして乾燥を避けるといいでしょう。
油溶性の配合量の多いスキンケアやしっとりタイプがオススメです。
・混合肌
混合肌の方はTゾーンが皮脂量が多く、
Uゾーンは乾燥しているという方も多いです。
また、肌の内部が水分量が足りてない事で、
表面に皮脂が過剰分泌しているインナードライの可能性もあります。
こういった方はパーツ毎にスキンケアを分けるほうがいいでしょう。
表面の皮脂を気にして過度に洗顔したり、
不規則な生活が原因で悪化を招いてしまいます。
皮脂分泌を調整する乳液やクリームで
しっかり保護するようにしましょう。
今の肌の状態をしっかりと見極めて、
効果的なスキンケアを行いましょう。
実は肌トラブルはスキンケアだけでなく
生活習慣やストレスなども原因で引き起こされます。
敏感肌の方はバリア機能の低下だけでなく、
精神的ストレスによっても肌を過敏にさせてしまいます。
過敏になると化粧水を塗っただけで赤みが出たり、
炎症が起こったりしてしまいます。
内的要因は自立神経やホルモンのアンバランス、
アレルギー体質、皮膚の乾燥などがあげられます。
外的要因は気温の変化、紫外線、
化粧品、毛髪や衣類の摩擦などがあげられます。
過敏になっている肌へは
刺激の少ない化粧品を使用することをオススメします。
また化粧品の劣化や手指の衛生状態も
肌に刺激を与えてしまうので、気を付けましょう。
必要に応じてパッチテストを行うといいでしょう。
生活面では、抵抗力をつけるタンパク質やビタミンB2、B6、
カルシウムなどを積極的に摂取するといいでしょう。
心身ともに健康な状態を心がけると肌トラブルも軽減されていきます。
今の肌タイプはずっとそのままということはありません。
季節や環境、加齢などによって
水分量や皮脂量の変化が起こり、肌は変わっていきます。
実際に女性の皮脂量は
40代以降から大きく減少すると言われています。
皮脂量が減少すると乾燥を引き起こし、
ほうれい線や肌のたるみも目立ってきます。
年齢によって肌が必要とする栄養分も変わってきます。
日々変化する肌に合わせて、
まずは季節別などでスキンケアを分けるといいでしょう。
一生変わらず同じ肌であるということはほとんどない為、
今の肌に合うケアを知りいつも魅力的な自分を目指しましょう。