皆さんが願う若々しい健やかな肌を考える上で、
欠かすことができないキーワードと言えば「抗酸化」になります。
身体に取り入れた酸素の一部は、活性酸素に変化するものです。
活性酸素というのは、強い酸化力を持つため、
細菌などを死滅させる一方で、
加齢による紫外線やストレスの影響を受けやすく、
増加することで大切な細胞までも傷つけられてしまいます。
すると、肌にとっても影響があり、
これがシミやシワの原因となってしまうと言われています。
従って、肌にダメージを与えてしまう活性酸素から守るのが、抗酸化物質です。
そのことから、抗酸化機能を持つ食べ物を上手く摂取することが、
美肌のために重要になります。
抗酸化物質にはさまざまな種類があります。
そのなかで、皆さんがよくご存じのものと言えば、
ポリフェノール、カロチノイド、
ビタミンCやビタミンEといったものではないでしょうか?
ポリフェノールと言えば、オリーブオイルに豊富に含まれています。
オリーブオイルは、イタリア料理を中心に使用用途が広く、
使おうと思えば、きっと毎日でも使用する機会がありますね。
オリーブオイルは植物油で最も消化吸収が良いオイルで、
主成分が不飽和脂肪酸のオレイン酸です。
うれしいことに、オレイン酸は熱による酸化がしにくいので、
加熱調理には最適ですから、肌のためにどんどん使用して頂きたいです。
また、悪玉コレステロール値を下げる機能もあり、
内側から健康を含めた美容効果が高いと考えられています。
そのなかの脂肪酸に、少量のリノール酸やリノレン酸を含んでいますし、
細胞に酸素を送る機能であるスクアレンという栄養価値の高い成分も含んでいます。
ところで、オリーブオイルの中で、バージンオイルといったものがありますが、
それは高価と感じる方が多いと思います。
スーパーのオイルコーナーの中ではちょっと高価なのですが、
実は、オリーブオイルの中では最高級品と言われています。
バージンオイルは、オリーブの果肉だけを弱く冷圧して抽出したものですから、
生きた栄養成分がそのまま入っています。
もちろん、そのまま野菜やパンなど、何に付けて食べても胸やけや胃もたれの心配がなく、
肌への必要な栄養成分が摂取できてしまう魔法のオイルと言っても過言ではありません。
ポリフェノールには、たくさんの種類があります。
例えば、最近になってよく耳にするカカオポリフェノール、
また、抹茶に含まれるカテキンやブルーベリーに含まれるアントシアニンも
ポリフェノールの一種です。
カテキンは、抹茶や緑茶などの渋みや渋みのもとになっている成分で、
身体全体にさまざまなメリットをもたらしてくれています。
美肌に外と内からアプローチしてくれるし、抹茶を豆乳や牛乳に溶かすことで、
抹茶ラテといったおしゃれなテイストでいただけるのも魅力的ではないでしょうか?
大豆パワーとの二重効果が期待できることもあり、ぜひおすすめです!
そしてもう一つ、トマトにはカロチノイドの一種であるリコピンが含まれています。
ヨーロッパでは、トマト農家に病人なしと言われているほど、
おすすめの野菜で、さらに食べやすいです。
肌に良いとされるビタミンCが、100mg中20mgも含まれており、
生で食べることが多い野菜なので、熱に弱いビタミンCを摂取するのに好都合と言えます。
いかがでしたでしょうか。
今回は抗酸化効果を期待できるオリーブオイルを中心に、
内側からの美肌へのアプローチをご紹介いたしました。