「髪を洗ったときの抜け毛がひどい」
「髪のボリュームが減った気がする」など、
抜け毛や薄毛に悩んでいませんか。
女性が薄毛になる原因はいろいろありますが、
女性ホルモンの乱れが関係しているケースが多いです。
女性ホルモンには、主にエストロゲンとプロゲステロンの2つあります。
このうち、エストロゲンは女性らしい体づくりをするホルモンで、
髪や肌を健やかに保つ働きもあります。
エストロゲンが十分に分泌されていれば、
髪はしっかりした状態へと成長するのです。
ところが、何らかの理由から女性ホルモンの分泌量が減ることがあります。
エストロゲンの分泌量が減ってしまうと、髪が成長しづらくなり、
抜け毛や薄毛の原因となることがあるのです。
女性ホルモンの分泌量が減る原因として、以下が挙げられます。
原因は1つとは限らず、いくつもの要素が絡んでいることもあります。
・加齢・更年期
・生活習慣の乱れ
・ストレス
・産後
女性ホルモンは視床下部から指令を受けて卵巣から分泌されます。
年齢を重ねると卵巣の機能が低下してしまい、
次第に分泌量が減るようになるのです。
また、髪そのものもパサつきがちで潤いがなくなり、
細くなるために地肌が目立つようになることもあります。
不規則な生活を送っていて睡眠不足や運動不足である、
過度のストレスが溜まっているなどのケースも、ホルモンバランスが乱れる原因です。
なお、妊娠中は一時的に女性ホルモンの分泌量が増え、産後に元に戻ります。
その影響で、出産後に抜け毛がひどくなる女性は多いです。
しかし、これは一時的なもの。半年から1年ほどすると
自然と回復することがほとんどなので、あまり心配することはないでしょう。
加齢は誰しも避けられません。
しかし、生活習慣を見直したり
ストレスを溜めないようにしたりすることで、
抜け毛や薄毛のリスクを減らすことはできます。
2-1.規則正しい生活をおくり睡眠時間を確保
不規則な生活を送っていると自律神経のバランスが崩れやすくなります。
結果、血行不良やホルモンバランスの乱れなどを招き、
髪の健全な成長にも影響を及ぼすようになることがあります。
なるべく起床・就寝時間を守り、睡眠時間もしっかり確保するようにしましょう。
2-2.ストレスは適度に発散
女性ホルモンの分泌を司る視床下部は、
ストレスの影響を受けやすく、
うまく機能しなくなることがあります。
ストレスは溜めこまず適度に発散することが大切です。
友人とおしゃべりする、趣味に打ち込むなど、
自分なりの方法で発散しましょう。軽い運動をするのもおすすめです。
2-3.栄養バランスの取れた食生活
忙しくてきちんと食事を摂っていなかったり
無理なダイエットをしていたりすると、
身体や髪が必要とする栄養が不足してしまいます。
元気に成長するためには栄養は欠かせません。
魚介類や野菜を中心に、栄養バランスのとれた食事をとることを意識しましょう。
女性ホルモンと似た働きをするといわれる
イソフラボンが豊富に含まれた大豆製品を摂るのもおすすめです。
忙しくて食生活に気を配るのが難しいときは、サプリメントを活用するのも良いでしょう。
薄毛リスクを減らすためには、
生活習慣だけでなくヘアケアにも注意することが必要です。
3-1.シャンプーにも注意して
洗い上がりがすっきりする
洗浄力の強いシャンプーを使っているなら、見直しが必要かもしれません。
なぜなら、洗浄力が強すぎると頭皮が必要としている
皮脂まで落としてしまい、乾燥を招くことがあるからです。
頭皮が乾燥すると些細な刺激でも
炎症などのトラブルを起こしやすくなり、
髪が抜けやすくなったり育ちにくくなったりします。
洗浄力が強すぎず、保湿成分が配合されている
地肌に優しいシャンプーを選ぶと良いでしょう。
3-2.頭皮マッサージも
髪の成長には、毛根が十分に栄養を受け取る必要があります。
摂取した栄養は血液が細胞まで運ぶため、
頭皮の血行を良くすることが大切です。
1日に1、2回で良いので、
指を使って優しく頭皮をもみほぐすようにすると良いでしょう。