美容コラム

シミを改善するには②

『シミを改善するには②』

多くの女性は年中シミへの対策を取っているのではないでしょうか。

そのために、いくつもの化粧品を使ったり
お肌に良い食材を選んで摂取したりしてケアをしています。

しかし、シミに有効な成分はいくつもありますが、
すべてが身体の同じ部位で働いているわけではありません。

有効成分によっては、肌に直接影響を与えるものや
内臓の働きを良くして肌に影響を与えるものなどさまざまです。

この記事では、どのような成分がどこに影響を与えて、
シミを改善していくのかについて解説していきます。

シミを改善するための作用

できてしまったシミを改善するために、



肌に美容液やクリームを塗るのはみなさんがよくやってらっしゃる対策だと思われます。



有効成分であるビタミンCやハイドロキノンなどが配合された化粧品などは特に有効です。



肌に塗ることでシミを作り出すメラトニンの働きを阻害したり、



肌に蓄積したメラニンの量を減らしたりすることでシミは改善できます。



しかし、シミを改善するために有効なことはそれだけではありません。





直接肌に作用させるのではなく、



タンパク質やビタミン、ミネラルなどさまざまな栄養素を摂取することもシミ対策には有効です。



なぜなら、バランスよく栄養を摂取することで身体の機能が高められるからです。



身体の機能が高まると、ターンオーバーが適切になったり肌のバリア機能が高まったりします。



その結果、メラニンが身体に溜まりにくくなり、しっかりと排出されるようになるのです。

有効成分はそれぞれ身体のどこで働く?

①ビタミンC・ハイドロキノン



ビタミンCやハイドロキノンの特徴は、肌に対して直接働くことです。



ビタミンCとハイドロキノンは、美容液やクリームなどに配合されている成分で、



肌に塗ることでシミに作用します。





シミの原因はメラニンですが、



ビタミンCやハイドロキノンを肌に塗るとメラニンが作られにくくなるのです。



メラニンとはそもそも、チロシナーゼという酵素の作用によって作られます。



もともとはチロシンという成分がありますが、



これがメラノサイトでチロシナーゼの作用によってメラニンが作られるのです。



ビタミンCやハイドロキノンはチロシナーゼの働きを阻害することで、メラニンの生成を抑制してくれるのです。



つまり、ビタミンCやハイドロキノンを塗ると、肌に直接作用してシミを改善してくれるのです。





特に、ハイドロキノンの効果は



ビタミンCやコウジ酸、アルブチンの100倍も高いといわれています。



肌に作用させる有効成分を探しているのなら、



ハイドロキノンが配合された化粧品を選択肢に加えることをおすすめします。





②ビタミンB群・ビタミンE



ビタミンB群やビタミンEの特徴は、身体の内側からシミの改善に働きかけることです。



シミの根本的な原因はメラニンです。



しかし、メラニンは身体を守るために必要な物質で、生産を止めることはできません。



大切なのは、メラニンが身体に溜まらないような仕組みを作ることです。



ところが、加齢やストレスなどによって肌の機能が低下して、ターンオーバーが遅れがちになります。



するとメラニンの排出がスムーズに進まないので、



メラニンが溜まってシミが発生し濃くなっていくのです。





ビタミンB群は身体がエネルギーを作るのを助ける作用があり、細胞や内臓の活動を助けます。



内臓が活性化すると肌にしっかりとした栄養が供給できるようになるので、



結果として肌の状態がよくなってシミが改善するのです。



また、ビタミンEは細胞が酸化して機能低下するのを防ぎます。



例えば、血管の酸化を防ぐことで血行を促進し、美肌効果を生み出します。

有効成分はいくつも摂取するのがベスト

シミ対策で大切なことは、1つのシミ対策にこだわらないことです。



化粧品を肌に塗るばかりでは



肌の環境が根本的に改善されない可能性があるので、シミを生み出す温床はなくなりません。



また、身体の内側だけに焦点を当ててシミ対策を行ってもベストとはいえません。



これからのシミ対策は、意識的に肌に直接作用させるものと、



身体の内側から作用させるものの両方を組み合わせて行うようにしましょう。

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