ツヤのある美しい髪はその人の顔立ちを
引き立たせ魅力的に演出してくれますね。
しかし、毛髪も肌同様に加齢や紫外線などの
環境ストレスや、精神的ストレスの影響を受けてしまいます。
毛髪は一ヶ月でおよそ1センチずつ伸び、
一本あたりの寿命は5年前後といわれています。
毛周期と呼ばれる毛の生え変わり
サイクルに従って循環しており、
個人差はありますが、通常の毛周期では
毛が伸びて太くなる成長期が5〜6年、
毛が退化していく退行期が2〜3週、
毛が抜け落ちる休止期が2〜3ヶ月、と言われています。
毛髪は頭皮に約10万本存在すると言われており、
1日に抜ける本数は40〜70本です。
上記で記載している毛周期に沿った脱毛は
自然に起こる現象ですがなんらかの影響で
毛周期が乱れると異常な脱毛が起こってきます。
毛髪にも年齢が出ると言われているので、
いつまでも健康できれいな髪を保つために、
毛髪について理解しましょう。
まず、男女共にお悩みが多いAGA。
男性型脱毛症と呼ばれ、
成人男性によく見られる薄毛のお悩みです。
女性の体内でも男性ホルモンが分泌されており、
40代前後から女性ホルモンの分泌が
減り男性ホルモンの影響を受けやすくなると、
女性でもAGAを発症すると言われています。
女性の場合は、局所的でなく全体的に薄くなり、
毛髪の太さも徐々に細くなってしまい、
ボリュームダウンするのが特徴です。
薄毛の原因をいくつかご紹介します。
・男性ホルモンの影響
男性ホルモンの影響で、エネルギー産生や発毛の機能が低下すると
髪の毛が徐々に産毛になり、最終的に見えなくなってしまいます。
毛周期でいうところの休止期が長くなることで、毛髪密度が低下します。
・ストレスや血行不良
ストレスが蓄積されると、自律神経が乱れ血行不良を引き起こします。
血行不良が原因で毛髪に栄養が届かなくなることで脱毛の原因になります。
また睡眠不足も大きなストレスとなるため気をつけましょう。
・頭皮の汚れ
フケや皮脂などの汚れは毛髪が生えてくる毛孔にたまりやすく、
その汚れが原因で炎症が起き、毛髪を作り出す「毛母細胞」を殺してしまいます。
それが原因で脱毛が起こります。
このように様々な原因が重なって脱毛は起こります。
簡単にできる対策として、
血行不良を改善するための
頭皮マッサージなどから始めてみることをおすすめします。
次に若いうちから悩まれてる方が多いのが白髪で、
個人差はあるものの30代で増え始めることが多いです。
遺伝や環境要因でも年代問わず増えてくるので、
仕組みを知って少しでも進行を止めましょう。
毛根の奥に存在する毛母細胞で作られる毛髪ですが、
そこに存在する色素細胞が内部に含まれることによって、
黒い髪となって生えてきます。
この色素細胞による着色がされずに生えてしまうと、
光に反射して白く見えてしまいます。
白髪の原因として加齢や遺伝以外であげられるのがストレスです。
薄毛同様に、ストレスが原因で血管が収縮し血行不良となり、
白髪の抑制に必要な栄養素が不足して白髪となります。
頭皮マッサージを行い、
毛根の色素細胞を刺激してあげるだけでも予防に繋がります。
また、紫外線でも白髪を増加させてしまいます。
頭皮が紫外線による刺激を受けると、活性酸素が生成されます。
活性酸素が多く生成されすぎると細胞を酸化させ、機能が衰えます。
色素細胞が活性酸素により傷つくと
白髪として生えてきてしまうのです。
お肌同様に、
毛髪のエイジングケアをするには
頭皮の健康状態が肝心です。
今の頭皮の状態はいかがですか?頭皮の健康状態は、硬さと色で判断できます。
健康的な頭皮は前頭部が7ミリ、側頭部が1.5ミリ程動きます。
色は青白く透明感がある状態が理想です。
毛髪が作られる毛母細胞は、
食事で摂取した栄養素が1番最後に行き届く細胞です。
そのため、栄養素が不足すると毛髪は成長できません。
しっかり毛母細胞まで酸素や栄養を届けるためにも、
頭皮の血行促進を意識しましょう。
抜け毛予防や発毛促進のために、
頭皮用ローションを使いながら頭皮マッサージもおすすめです。
簡単にできるマッサージから、
ぜひ毎日の習慣に取り入れてみてください。