空気が乾燥した冬はお肌が乾きやすく、
カサカサ肌に悩まされる季節ですよね。
保湿ケアをいくら頑張っても、
まるで乾いた空気にどんどん肌のうるおいを奪われていくよう。
暖かい春を迎えホッとする方も少なくありませんが、
乾燥に気をつけるのは冬だけではありません。
春もまだ冬同様に乾燥対策が重要な季節です。
冬や春は1年を通して肌トラブルが多いと感じる方は、
今回の記事で乾燥対策の方法をチェックしてみてください。
正しいケアがきちんとできていれば、
冬・春も理想的な美肌を維持することができますよ。
1年の中で肌の乾燥を強く感じるのは、
冬・春と感じる人が比較的多いです。
なぜ冬や春は肌が乾燥しやすいのでしょうか?
正しいケアをしていくために、
まずは原因を知るところから始めましょう。
①肌の乾燥・冬の原因
冬は空気が乾燥していますし、
室内も暖房器具を使うため乾燥しがちです。
乾いた空気にさらされた肌は
水分が失われやすく、カサカサに乾燥します。
また、冬の冷たい空気も乾燥原因のひとつになります。
空気が冷たいと血行が悪くなったり、
汗や皮脂の分泌量が減ってしまいます。
すると、肌を外部からの刺激などから守る
皮脂膜が十分に作られなくなってしまい、
肌が乾燥しやすくなるのです。
冬に肌がカサカサになるだけでなく、
赤くなったりかゆくなるのは、
バリア機能が低下していて
外部からの刺激に弱い状態になっているからです。
②肌の乾燥・春の原因
春は冬よりも空気の乾燥は和らぎますが、
まだ空気の乾燥が気になる季節。
加えて昼間と夜の温度差、
冬よりも強い紫外線が肌の乾燥の原因です。
昼間は暖かくても、夕方から夜になると一気に肌寒くなるので、
血行不良を起こしやすく、皮脂や汗もあまり分泌されないため
水分が逃げやすいと考えられます。
また、紫外線予防は夏にする人が多いですが、
春も紫外線量がかなり多いので、
油断しているとあっというまに
肌はダメージを受けてしまうでしょう。
冬にバリア機能が低下した肌は紫外線の影響を受けやすく、
乾燥の他にもシワ・シミ・くすみなど、さまざまなトラブルに発展するおそれがあります。
冬・春は肌が乾燥しやすく、
注意が必要な季節であることが分かりましたね。
では、冬・春にはどのような対策が
乾燥予防に効果を期待できるのか、
こちらでご紹介します。
①加湿器で室内の湿度を40~60%にする
室内にいるときは、加湿器で室内の湿度を40~60%に保ちましょう。
40%以下では肌の乾燥を招くおそれがありますし、
風邪やインフルエンザなど病気にもなりやすくなります。
美容のためにも、健康のためにも40~60%がベストなのです。
また、60%以上の加湿は逆に湿度が高くなりすぎてしまうので、気をつけましょう。
それ以上の湿度ではカビが発生しやすくなるため、加湿のしすぎも良くないのです。
②低刺激の化粧品を使う
冬・春は肌のバリア機能が低下し
バリア機能が弱くなりやすいことを見越して、
冬・春用の保湿用化粧品は低刺激のものを用意してみてください。
低刺激の化粧品は色々な成分が含まれておらず、純粋に保湿を目的としています。
ですから、肌に余計な刺激を与えませんし、
バリア機能が落ちがちな肌に使っても安心なのです。
③紫外線対策をする
冬や春も紫外線は降り注いでいますし、
特に春は紫外線が強いので必ず日焼け対策をしましょう。
外出する前には日焼け止めを塗り、
日差しが強ければ日傘もあると良いですね。
冬・春の弱った肌に紫外線は強いダメージになりますから、
「夏じゃないし大丈夫」という油断は決してしないようにしましょう。
屋内にいるときも、窓辺は紫外線が外と同様に強いので、
屋内でも日焼け止めは使っておくことをおすすめします。
④保湿を念入りに行う
肌の乾燥対策やバリア機能の回復には、
とにかく保湿がもっとも重要なケアになります。
冬は乾燥しているので、
よほどの脂性肌でなければ「しっとりタイプ」の化粧品を選ぶと良いでしょう。
お風呂上がりや洗顔後はすぐに化粧水をつけ、乳液やクリームも忘れずに。
乳液やクリームを使わないと、
化粧水と一緒に肌内部のうるおいも乾いてしまいますから、
必ず乳液・クリームも使ってくださいね。
今は1日1枚計算で1ヶ月分入っているパックもあります。
パックは手で化粧水をつけるよりも浸透力・保湿効果が高いので、
気になる方はぜひ試してみてください。
冬や春の肌の乾燥には、
加湿器などを使って空気を加湿することや、
徹底したスキンケアが大事だと分かりましたね。
みなさんは、これまで冬・春に加湿やスキンケアを徹底していましたか?
「十分にできていなかったかもしれない」と思った方は、
ぜひこれからは冬・春の乾燥対策をがんばってみてください。
そうすれば、冬や春のカサカサ肌とも、きっと「さようなら」できるはずです。