美容コラム

シミの仕組み

『シミの仕組み』

「シミができてしまった!」ある日鏡を見て、加齢を感じた方も多いのではないでしょうか。

シミができてしまうと見た目年齢も上に見られがちなので、何とか防ぎたいものですよね。

この記事では、シミができる仕組みを詳しく解説し、
シミを作らないための対策を紹介していきます。

シミ対策をどのようにしたらいいのかわからない方は参考にしてみてください。

シミとはそもそも何者?

・シミは身体にとっては味方!?



シミはメラニンという黒い色素が作られた結果、肌にできてしまうものです。



シミは女性にとっては敵といえますが、実は身体にとっては味方といえる存在なのです。



シミの原因となるメラニンは紫外線から皮膚を守るために作られています。



もし、メラニンが作られなければ皮膚は紫外線によって炎症を起こしてしまうので、



メラニンは決して悪いものではありません。むしろ、人間にとってなくてはならない存在です。



しかし、過剰に分泌されて身体に残ってしまうことでシミができてしまっているのです。





・皮膚細胞の中で何が起きてシミができる?



シミを防ぐには、肌への刺激を減らすことが必要です。



紫外線などによる刺激を受けると、



肌を守るためにメラノサイトというメラニンを作り出す色素細胞が活発化します。



長い間紫外線に当たっていたり、女性ホルモン、物理的な刺激が重なったりするとメラニンが過剰に生産され、



細胞に溜まってシミとなるのです。

歳を取るとどうしてシミができやすくなるの?

・ターンオーバーによってメラニンは押し出される



若いころはあまりシミができませんが、歳を重ねるとともにシミはできやすくなります。



それは、ターンオーバーが滞ることが原因の1つとして考えられます。



ターンオーバーとは、古い細胞を押し出して新しい細胞に循環させる仕組みのことです。



この循環によってメラニンは角質や垢とともに体外へ出され、肌の色も元通りになるのです。





・ターンオーバーの滞りがシミの原因



ターンオーバーは正常なら約28日で一巡しています。



ターンオーバーが正常なら、メラノサイトで作られたメラニンが表皮の細胞に渡されたとしても、



過剰になる前に角質や垢とともに剥がれ落ちます。



しかし、加齢などの影響でターンオーバーが滞り始めると、



メラニンが肌から排出されずに蓄積されていきます。



その結果、表皮の中にはメラニンが溜まって、シミができてしまうのです。

シミができないためにすべきこと

・紫外線対策



メラノサイトが刺激されてメラニンが生産される原因の1つが紫外線です。



従って、紫外線対策をしっかりとすることが、シミを作らない大きな対策になります。



外出時にはしっかりとUVカットのサングラスや帽子、日傘を身に着けるようにし、



UVケアの化粧品を顔などの皮膚に塗るようにしましょう。



洗濯物やゴミ出しなどのわずかな時間でも、蓄積すれば1日で長い時間になってしまいます。



少しだからと油断せずに、家の中にいるときでもUVケアの化粧品を利用することをおすすめします。





・刺激を抑える



肌への刺激も要注意です。



洗顔やクレンジングなどで、強く顔を洗う行為もシミの原因になります。



メイクを落とすために強くこすったりせず、



しっかりと泡立てた石けんで優しくメイクを落とすようにしましょう。



また、帰宅するととりあえずゆっくりしたいところですが、



まずは洗顔をすることをおすすめします。



化粧は肌に負担を与えているので、家に帰ってきたら化粧を落として、



肌への刺激を少しでもなくすことが肝心です。





・生活習慣を整える



ストレスや疲労、タバコなどはどれもシミの要因となります。



生活習慣の乱れはターンオーバーの滞りを加速させるので、



心当たりのある方は1つずつ改めていくようにしましょう。



また、食生活の乱れも注意です。



ビタミンやミネラルなどの栄養が不足すると、



肌のハリやツヤがなくなってシミを作り出しやすくします。



毎日の栄養バランスも考えるとシミのリスクも軽減します。



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